淡水アクアリウム

淡水アクアリウムは、美しい水草・レイアウトで生体を飼育・育成できる癒しのインテリアです。

自分で好きな風景を創造・演出し、お気に入りの生体を飼育しましょう。

淡水アクアリウムを始める上で必要なもの

淡水アクアリウムを始める上で必要になる設備・アクア用品は以下の通りです。

  • 水槽
  • 水槽台
  • ろ過フィルター
  • 生体(熱帯魚・エビ等)
  • 水槽レイアウト環境
  • メンテナンス用品
  • その他お役立ちグッズ

水槽

アクアリウムを始めるのに必ず必要になるのが水槽です。

水槽を選択する上で注意する点は、サイズ・材質になります。

水槽サイズによる水量の違い

180cm水槽になると水槽内の水量は600L近くになります。水だけの重さでなんと600㎏近いです。

水槽本体と水を合わせた重さはで700kg前後になり、通常のマンション・住宅では床下の補強工事が必要な場合があるため注意が必要です。

規格サイズ(幅×奥行×高さ)水量
30cmキューブ30cm×30cm×30cm約27L
60cm60cm×30cm×36cm約65L
90cm90cm×45cm×45cm約182L
120cm120cm×45cm×45cm約243L
150cm150cm×60cm×60cm約506L
180cm180cm×60cm×60cm約583L

水槽材質による重さの違い

水槽材質は主にガラス、アクリル製の2種類あります。

ガラス水槽

出典:charm

アクリル水槽

出典:charm

両者の最大の違いは重さにあり、同サイズを比較した場合にガラス水槽は重く、アクリル水槽は軽いです。

しかし、ガラス水槽は透明度が高く水槽内が綺麗に見える特徴があります。

水槽サイズが大型になればなるほど、ガラス面(アクリル面)の厚さが増し、その分重量も大幅に増加します。

90cmまでは水槽内が綺麗に見えるガラス水槽をおすすめしますが、90cmより大きな水槽を考えている場合はアクリル水槽も候補に挙がります。

規格材質サイズ(幅×奥行×高さ)重さ
30cmキューブガラス30cm×30cm×30cm約5kg
30cmキューブアクリル30cm×30cm×30cm約3kg
60cmガラス60cm×30cm×36cm約13kg
60cmアクリル60cm×30cm×36cm約8kg
90cmガラス90cm×45cm×45cm約35kg
90cmアクリル90cm×45cm×45cm約12kg
120cmガラス120cm×45cm×45cm約47kg
120cmアクリル120cm×45cm×45cm約16kg
150cmガラス150cm×60cm×60cm約70kg
150cmアクリル150cm×60cm×60cm約40kg
180cmガラス180cm×60cm×60cm約100kg
180cmアクリル180cm×60cm×60cm約70kg

オーバーフロー水槽

水槽には外部ろ過槽を利用することを目的に最初から水槽内に穴が開けられている「オーバーフロー水槽」が存在します。

オーバーフロー水槽は、ろ過をフィルターではなく別水槽を利用して行うため、ろ過に仕様する濾材が多く使用できるため、水のろ過能力が各段に高くなります

主に水を汚す大型魚や生体飼育がメインの用途で多く用いられています。

オーバーフロー水槽

ろ過槽

一見して万能に見えるオーバーフロー水槽ですが、外部ろ過槽に水を流す際に酸素を多く取り込み、反対に二酸化炭素を排出してしまうため、水草水槽には不向きな面もあります。

↓水槽について詳しく知りたい方はこちら↓

水槽台

水槽を購入したら合わせて水槽台も必要になります。

水槽台は耐荷重の面で、水槽サイズにあったものを選びましょう。

小さな水槽であれば市販の金属ラックで代用も可能ですが、その際はきちんと耐荷重が水槽の重さに耐えられるか確認する必要があります。

また、オーバーフロー水槽を購入する場合には、対応した水槽台を購入する必要もあります。

通常

出典:charm

オーバーフロー対応

出典:charm

水槽を床に直置きすることももちろん可能ですが、メンテナンス性・インテリアとしての見栄えの面で大きなデメリットになります。

生体を飼育する場合は、足音の振動が直に水槽に伝わってしまうので、生体に悪影響があります。

↓水槽台について詳しく知りたい方はこちら↓

ろ過フィルター

水槽内で生体を飼育するならろ過フィルターが必要となります。

水槽内の水は、放っておくと餌の食べ残しや生体の糞などで日々汚れていきます。

それを綺麗にして水替えまでの期間を長くするのが、ろ過フィルターを設置する主な目的になります。

ろ過フィルターには様々な種類があり、代表的なものは以下になります。

  • 上部式フィルター
  • 外部式フィルター
  • 外掛け式フィルター
  • スポンジ式フィルター
  • 投げ込み式フィルター
  • 底面フィルター

上部式フィルター

上部式フィルターは、文字通り水槽の上部に配置してろ過を行うフィルターです。

ろ過と同時に水に多くの酸素を取り込むため、アクアリウム初心者の方でも使いやすいフィルターとなっています。

生体飼育をメインにしたい方におすすめです。

価格も比較的安く、水槽上部に配置するためにメンテナンス性に優れています。

水槽内の水をフィルターに吸い上げて外部の空気に多く触れさせることから酸素も多く取り込むことができるため、生体育成に向いていますが、反対に二酸化炭素は逃げてしまうため水草育成には少し不向きです。

しかし、二酸化炭素を多く必要とする水草以外を選べば、問題無く育成できます。

価格
ろ過能力
見た目
メンテナンス
生体育成
水草育成

外部式フィルター

外部式フィルターは、水槽内の水を水槽がに設置したフィルターに送り込み、そこでろ過を行うフィルターです。

ろ過フィルターの水量分もプラスして確保でき、多くの濾材を使用できることからろ過能力に優れています

価格は少し高めで、水槽以外に別途スペースが必要となる面もありますが、水槽台の中にフィルターを隠して配置できるため、水槽内の景色に余計なものが見えず、見た目の面で優れています。

また、水を外部の空気に触れさせることなくろ過を行うため、二酸化炭素が逃げにくく水草育成に適しています

価格
ろ過能力
見た目
メンテナンス
生体育成
水草育成

外掛け式フィルター

外掛け式フィルターは、水槽の壁面に掛けるように設置する小型のフィルターです。

フィルターサイズが小型のため、ろ過能力は少し頼りないですが、小型水槽なら問題無く使用することができます。

価格も安く、メンテナンス性にも優れておりアクアリウム初心者の入門編ともいえるフィルターです。

上部式フィルターの小型版ともいえるフィルターのため、濾過をメインで考えた場合は少し頼りないですが、小型水槽で生体を少なくすれば問題無く使用できます。

価格
ろ過能力
見た目
メンテナンス
生体育成
水草育成

生体(熱帯魚・エビ等)

水槽レイアウト環境

メンテナンス用品

その他お役立ちグッズ

淡水アクアリウムに掛かる初期費用

淡水アクアリウムにかかる初期費用は水槽の材質・サイズ、生体の種類などによって異なります。

メーカー、生体の種類で価格は大きく変動しますのでご注意ください。

ここでは、淡水アクアリウムを始める上で必ず必要となる「水槽」「水槽台」「ろ過フィルター」の大まかな価格を紹介します。

小型水槽(30cmキューブ水槽)

出典:charm

30cmキューブ水槽は、淡水アクアリウムを始める方にはぴったりのサイズで初心者の方にはちょうどいいサイズの水槽です。

水量は約27Lとなり、生体は小型魚10匹程度が目安となります。

価格
水槽
水槽台
ろ過フィルター

淡水アクアリウムに掛かる維持費

淡水アクアリウムの維持費は、電気代と水道代が主になります。

電気代は、主にろ過フィルター・照明・ヒーターの稼働によって掛かる維持費です。

水道代は、主に水槽の水替えによって掛かる維持費です。

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